MCU作品の中でも異色のチームが集結する『サンダーボルツ*』
キャプテン・アメリカとアイアンマンが不在の世界で繰り広げられるこの物語は、過去作をある程度知っていると数倍楽しめる内容です。
この記事では、予習すべき最低限の作品、時系列、キャラの背景などを整理し、映画を観る前に「何をどこまで押さえておけばいいか?」をスッキリ整理。
上映前でも後でも、「あのキャラ誰だっけ?」がなくなるよう、テンポよくわかりやすくお届けします。
この記事には一部プロモーションが含まれています。
サンダーボルツ見る前にする予習ロードマップ
公開日と配信の最新情報(2025)
結論から言えば、映画『サンダーボルツ』は2025年5月2日に劇場公開され、8月27日からDisney+で独占配信がスタートしました。
上映時間は126分と比較的コンパクト。アクションのテンポがよく、長時間の構えは不要です。
公開直後の評価は上々で、Rotten Tomatoes批評家スコア88%/観客スコア93%(8月時点)と安定感あり。MCU初心者よりも過去作をある程度押さえている人の方が楽しめるタイプなので、やはり“予習の有無”が満足度を大きく左右する作品です。
そして気になるのはポストクレジット。内容はここでは言えませんが、最後まで座席を立たないことを強く推奨します!
見る前に知っておくべき内容を予習しておこう
『サンダーボルツ』は王道ヒーローではなく、問題児寄せ集めチームの物語。
予習するなら以下の3点がカギです。
- 誰がチームメンバーか エレーナ(ホワイト・ウィドウ)、バッキー、USエージェント、レッド・ガーディアン、ゴースト、タスクマスター。
- 敵は誰なのか 超人セントリー。最強クラスの力を持つが、精神的な脆さが物語の焦点に。
- 黒幕格の存在 CIA長官ヴァレンティーナ。過去作から水面下で暗躍してきた人物がついに表舞台へ。
一言でまとめるなら「アベンジャーズの穴を、このアウトロー軍団がどう埋めるか」。
予習でキャラの背景を知っておくと、アクション以上にドラマ部分がしっかり刺さります。
予習の優先順位(必見3本)
「全部見る時間なんてない!」という人のために、この3本だけで十分予習完了。
ブラック・ウィドウ

エレーナ、レッド・ガーディアン、タスクマスターの背景が一気にわかる。偽装家族の絆はサンダーボルツで重要な伏線。
ファルコン&ウィンター・ソルジャー

バッキーの贖罪とUSエージェントの誕生を描く。二人の対照性がそのまま本作での役割に直結。
アントマン&ワスプ

ゴーストが初登場。彼女の量子不安定体質が物語の仕掛けに関わる。
余力があれば『シビル・ウォー』や『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』もプラス。ですが、最低限はこの3本で十分戦えます。
最低限見ておく作品リスト
最低限見ておく作品リスト
「結局どの順番で見ればいいの?」という人向けに、整理した一覧がこちら。
作品タイトル | 重要キャラ | 注目ポイント |
---|---|---|
ブラック・ウィドウ | エレーナ/レッド・ガーディアン/タスクマスター | 偽装家族とレッドルームの秘密 |
ファルコン&ウィンター・ソルジャー | バッキー/USエージェント | 贖罪と“歪んだ正義” |
アントマン&ワスプ | ゴースト | 量子不安定の体質と救済 |
シビル・ウォー | バッキー | アベンジャーズ分裂と余波 |
ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー | ヴァレンティーナ | CIA長官としての暗躍 |
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー&エンドゲーム | 世界観全般 | アベンジャーズ不在の重み |
サンダーボルツをもっと楽しむための基礎知識
サンダーボルツ 原題 予告要点
本作の原題は「Thunderbolts*」。この「*(アスタリスク)」がついているのが公式表記です。ちょっと中二っぽいけど、実はこれには意味があります笑
映画の最後に意味がわかると思います。
予告編から見えるのは、チームに“ひとつにまとまる気がない”感じ。バッキーが冷静にまとめようとしてるけど、エレーナが毒舌、USエージェントが暴走、レッド・ガーディアンはお調子者…。
一方で、謎の男“セントリー”が圧倒的な存在感。予告では一言も発していないのに、不気味な静けさが逆に怖い。これは味方なのか、それとも…?
そして終盤、「一緒に地獄を見に行こう」というヴァレンティーナのセリフ。はい、全員不安しかないです。
各キャラの生い立ちやストーリーを解説
ここでは主要キャラを、ざっくり1行ずつで紹介します。全部覚えなくてOK。雰囲気だけでもつかめれば、映画が10倍面白くなるやつ。
- エレーナ・ベロワ:ブラック・ウィドウの妹分。毒舌で実は泣き虫。
- バッキー・バーンズ:元ウィンター・ソルジャー。過去に暗い穴があるけど、今はリーダー役。
- USエージェント(ジョン・ウォーカー):正義感が強すぎて暴走しがち。キャップの代わりになれなかった男。
- レッド・ガーディアン:ロシア版キャプテン・アメリカ。自称最強。ちょっと天然。
- ゴースト(エイヴァ):量子不安定な体質。すぐ消えたり現れたり。情緒も不安定気味。
- タスクマスター:相手の動きを完全コピーできる戦闘特化タイプ。過去のトラウマあり。
- ヴァレンティーナ:CIA長官。黒幕感がスーツから滲み出てる。
つまずき回避メモ(初見の壁を先取り)
つまずき回避メモ(初見の壁を先取り)
これ、地味に大事です。初見殺しになりがちな混乱ポイントを3つ、先に説明しておきます。
① 「なんでこの人たちチームなの?」問題
→ アベンジャーズのように志で集まったわけじゃなくて、政治的に集められたアウトロー軍団。絆が浅いのは仕様です。
② ゴースト、急に出てきた感ある
→ 映画『アントマン&ワスプ』見てないと唐突ですが、量子世界に巻き込まれた元暗殺者。苦しみながら生きてきた人です。
③ バッキーが妙に落ち着いてる
→ 作品を飛び飛びで見ている人からするとバッキーに対して「こんな落ち着いたキャラだっけ?」と思うかもしれません。過去に洗脳されまくった彼、今は“人生リトライ中”。もう暴れません(たぶん)。
マーベル作品での時系列と立ち位置
『サンダーボルツ』の時系列は、エンドゲーム以降の現在MCU内「フェーズ5〜6」。
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ブラック・ウィドウ』などを経て、アベンジャーズが不在になった世界線です。
つまり、公式ではないけど「アベンジャーズの代理集団」みたいな立ち位置。とはいえ、結束力はお察しレベル。組織というより、ヤンチャな大人たちの遠足です。
ここから次の『アベンジャーズ』につながる内容なので、油断できません。
用語集:組織・装備の基礎
マーベル用語、初見には呪文すぎるのでサクッとよく出る5ワードだけ解説。
用語 | 意味 |
---|---|
CIA(中央情報局) | ヴァレンティーナが所属する米国政府のスパイ組織。正義ではない。 |
レッドルーム | エレーナとナターシャが育った洗脳・暗殺訓練機関。超ブラック。 |
スーパーヒューマン登録法 | USエージェントやセントリーの存在を管理する法律。現代ヒーロー社会のルール。 |
量子領域 | ゴーストが不安定になった原因。アントマンとワスプで重要な異次元空間。 |
ミミック戦術(コピー能力) | タスクマスターの能力。他人の戦い方を一瞬で真似できる反則系。 |
映画序盤のタスクマスターに注目
今作の描き方には、MCUファンの間でもちょっとした議論の的になっている部分もあるとかないとか…。それはさておき、今作では彼女がチームの一員としてどんな風に関わってくるのか?という点が見どころ。
ただしこのタスクマスター、ストーリー全体における“役割”については、見終わったあとに「あの展開、どう受け止めるか?」と考えたくなるような、そんな余韻も残します。
これは言い換えれば、タスクマスターが“ただの戦闘要員”では終わっていないということ。彼女の存在が、本作の空気やテーマに影響を与えている…そんな風に私は感じました。
マーベル映画のブルーレイ収集必見
サンダーボルツのブルーレイ購入
言ってしまえば、映画『サンダーボルツ*』は一度観ただけではもったいないタイプの作品です。アクションだけでなく、各キャラの言動の裏にある“あの一言”“あの視線”が、2回目でグッとくる。つまり、リピート鑑賞こそが真の完成形。
そんな本作のブルーレイ版、すでに予約&発売がスタートしています(さすがマーベル、仕事が早い)。
▼注目ポイントをざっくりまとめるとこんな感じ
- 未公開シーン&NG集収録(「あのキャラの裏側」がちょっと見える)
- 撮影舞台裏のドキュメンタリー付き
- 音声解説モードあり(監督&キャストのトークがガチ)
- ジャケットデザインはファン心をくすぐるヴィラン寄りの黒ベース
- 初回限定版には特製アートブック付き
また、特典の中で一部ファンにウケてるのが、「セントリー役のルイス・プルマンが真顔で語る精神世界の裏話」。これ、なかなかのカオス感でクセになります。
個人的には、映画を観たあとにこのブルーレイを棚に並べておくと、ちょっと自分がタスクマスター寄りの無口クールキャラになったような気分になります(それは妄想)。
今でもそうですが、MCUは年々「配信だけでOK派」と「物理派」で分かれてきてます。私はどっちかというと“ガチで好きな作品は棚に入れたい派”。
というわけで、【サンダーボルツ* Blu-ray】、もし少しでも気になったら以下のボタンからチェックしてみてください。
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サンダーボルツ見る前に 予習したい内容まとめ
→これらの知識を持って観れば、アクションとドラマの両面がより深く刺さるはず。まさに“予習が鍵”の映画です!
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