エンドゲーム以降 つまらないと言われるMCUの今とこれから

マーベル愛

「アベンジャーズ/エンドゲーム」はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の集大成として、多くのファンに感動と興奮を与えました。しかしその後、「エンドゲーム以降 つまらない」と感じる声が増えてきたのも事実です。特に、エンドゲームのトニーは死亡という衝撃の展開のあと、MCU フェーズ4に突入してからは、エンドゲーム後の順番が分かりにくく、何をどう観ればいいのか混乱してしまう人も少なくありません。

さらに、ストーリー ついていけないと感じる理由には、複雑化したマルチバースの設定や、エンドゲーム以降の中心人物の存在感の薄さも関係しています。シーハルク つまらないといった声がSNSで目立つように、作品によっては賛否が大きく分かれる結果となっています。

また、エンドゲーム以降の敵に魅力を感じられないという指摘も多く、かつてのようにワクワクする対立構造が失われつつあると感じる人もいます。海外の反応を見ても、MCU作品の評価は全体的に落ち着き傾向にあり、マーベル映画 不人気 ランキングにフェーズ4の作品がランクインすることも珍しくありません。

とはいえ、今後の展開には希望の兆しも見えています。本記事では、なぜ「エンドゲーム以降 つまらない」と言われるようになったのかを掘り下げつつ、これからMCUがどう巻き返していくのかについても分かりやすく解説していきます。

エンドゲーム以降 つまらないと感じる理由とは

エンドゲーム後の順番に戸惑う声

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の魅力は、各作品が壮大なストーリーラインでつながっている点にありました。しかし、「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、公開作品の順番や視聴の流れに戸惑うファンの声が目立っています。

というのも、フェーズ4に突入して以降、映画だけでなくDisney+で配信されるドラマシリーズも物語の鍵を握るようになりました。これによって、これまで映画だけを観ていた層は「何から観ればいいのか分からない」「ドラマを見ていないと話がつながらない」と混乱してしまうようです。例えば『ワンダヴィジョン』や『ロキ』、『ホークアイ』などは、それぞれが新たなキャラクターやマルチバースの概念を導入しており、MCUの流れを追ううえで無視できない存在になっています。

MCU作品の視聴順と混乱の原因となった構成

このように、映画とドラマの両方を追わなければ全体像がつかめない構成になったことで、特にカジュアルなファンほど途中離脱しやすくなっています。MCUをしっかり追っていた人でさえ、「このキャラ、どこで出てきたっけ?」と感じることも少なくありません。

私としては、物語を深掘りするために作品が増えるのは楽しみでもありますが、せめて「今どの作品が重要なのか」が一目でわかるようなナビゲーションがあると、もっと親しみやすくなるのではと感じました。

エンドゲームのトニーは死亡で喪失感

「アベンジャーズ/エンドゲーム」でアイアンマンことトニー・スタークが命をかけて世界を救ったシーンは、MCUファンにとって大きな衝撃と感動を残しました。しかし、その代償はあまりにも大きく、多くのファンがいまだに彼の不在に対する“喪失感”を抱えています。

トニーはMCUの初期から登場し、そのユーモアと人間らしさで観客の心をつかんできました。彼の存在がMCU全体のバランサーであり、リーダーであり、感情の軸になっていたと言っても過言ではありません。だからこそ、彼がいなくなったことで「もう以前のようには楽しめない」と感じる人も多いのです。

さらに現在のフェーズでは、トニーのようにキャラとしての存在感もストーリー上の重要性も持ち合わせた人物がなかなか登場していません。たとえばシャン・チーやミズ・マーベルといった新しいヒーローたちは、設定や能力こそ魅力的でも、トニーほどのインパクトはまだ築けていない印象です。

もちろん、物語としては彼の死は重要な節目であり、新世代へのバトンを渡す瞬間でした。ただ、ファンにとっては「トニー・スタークがいないMCU」がまだ馴染めず、結果として“面白さが薄れた”と感じる一因になっているのだと思います。

ストーリー ついていけない問題

MCUはそのスケールの大きさが魅力でもありますが、近年では「ストーリーについていけない」と感じる人が急増しています。特にフェーズ4以降は、マルチバース、時間軸の分岐、別世界のヒーローなど、設定が複雑化したことで視聴のハードルが一気に上がった印象です。

昔は「悪を倒すヒーローたちの活躍」というシンプルな構図だったのに対し、今は知識なしで観ると「なぜこの展開になるのか」「このキャラはどこから来たのか」が分からず、置いてけぼり感を味わうことになります。例えば『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、事前に『ワンダヴィジョン』を観ていないと主要キャラの動機が理解しづらく、映画単体では満足しにくい作りになっています。

また、ストーリーの本筋が見えにくくなったことも混乱の要因です。かつてのインフィニティ・サーガでは、サノスという明確な“ラスボス”に向かって物語が進んでいましたが、現在は「誰と何を目指しているのか」がぼやけており、観客が物語に感情移入しにくくなっているように感じます。

MCUにとって物語の複雑さは進化の証かもしれませんが、それが“分かりづらさ”に直結しているのなら、バランスの見直しも必要かもしれません。観る側としても「予習が必要なエンタメ」になってしまったことが、気軽さを失わせているのではないでしょうか。

MCU フェーズ4の方向性に疑問

MCUのフェーズ4が始まった当初、多くのファンは新たな展開への期待に胸を膨らませていたと思います。ところが、シリーズを追いかけるうちに「これはどこへ向かっているの?」と首をかしげるようになった人も少なくないのではないでしょうか。

まず印象的なのは、全体のストーリー軸が見えにくい点です。インフィニティ・サーガでは、アイアンマンからアベンジャーズ、そしてサノスとの対決という大きな流れがありました。それが視聴者のモチベーションにもつながっていたのですが、フェーズ4では作品ごとにテーマやトーンがバラバラで、シリーズ全体を通して何を描こうとしているのか分かりづらくなっています。

また、新キャラクターの登場ラッシュも混乱を招いている一因です。シャン・チーやエターナルズ、ミズ・マーベルなど個性的なヒーローたちが次々と登場しますが、それぞれがどう物語全体とつながるのか明確でなく、単発で終わってしまうような印象を受けます。これでは観終わった後も「で、これは何のために必要だったんだろう?」とモヤモヤが残ります。

さらに、Disney+のドラマシリーズが鍵を握る場面も増えており、視聴者にとっては「映画だけ観ていては全容がつかめない」という状況になってしまっています。これでは気軽にMCUを楽しむというより、もはや“勉強しながら観る”感覚になりかねません。

このように考えると、フェーズ4は作品ごとの個性を重視した一方で、MCU全体としての一体感が薄れてしまったように感じます。いずれ大きな構想が明かされるのかもしれませんが、現時点では「方向性が曖昧だ」という印象を拭えない人も多いのではないでしょうか。

シーハルク つまらないとの評価も

『シーハルク:ザ・アトーニー』は、MCUの中でも新しいテイストの作品として登場しました。法廷ドラマとヒーローものを掛け合わせた意欲作で、女性ヒーローを主人公に据えるなど多様性も打ち出されています。ただし、その内容については賛否がはっきり分かれており、「つまらない」と感じる声が一定数あるのも事実です。

まず、コメディ要素の扱いに違和感を覚えた人が多いようです。シーハルクは原作でも第四の壁を破るユニークなキャラクターですが、ドラマ版ではギャグに頼りすぎている印象があり、緊張感のある展開を期待していた層には物足りなさを与えてしまったようです。実際、法廷シーンも本格的な裁判劇というよりはコントのような展開が多く、「ヒーローものでこれを観たかったわけじゃない」という声も見られました。

また、ストーリー自体が断片的で、一話完結形式に近い構成となっているため、全体の流れをつかみにくいという点もあります。重要なキャラが唐突に登場したり、逆に意味深な設定が深堀りされずに終わるなど、消化不良感を覚える人もいたようです。

私自身も、ヒーロー作品というよりは日常系コメディとして見れば面白い部分もあったと感じましたが、従来のMCU作品のスケールやシリアスさを期待していた層からすれば、期待外れだったという印象は拭えません。

「新しい試みだった」と評価する人もいる一方で、「MCUらしさが薄れてしまった」と感じた人が多かったのが、この作品の評価を分けたポイントかもしれません。

なぜエンドゲーム以降 つまらないのか

エンドゲーム以降の敵に魅力がない?

MCUの魅力の一つは、魅力的な“ヴィラン”たちの存在でした。ロキ、キルモンガー、サノスといったキャラクターは、単なる悪役ではなく、それぞれに強い信念や背景があり、時に観客の共感すら呼び起こしました。ところが、エンドゲーム以降に登場している敵キャラクターについては、「魅力が感じられない」という声が多く聞かれます。

例えば、映画『ブラック・ウィドウ』に登場するタスクマスターは、圧倒的な戦闘能力を持ちながらも、感情のない存在として描かれており、敵としての印象が非常に薄かったです。また、『エターナルズ』の敵であるディヴィアンツも、ビジュアル的には迫力がありますが、動機や背景が掘り下げられず、ただのモンスターに近い存在になってしまいました。

このように、敵キャラにカリスマ性やストーリー性が欠けてしまうと、ヒーローたちの活躍も相対的に輝きを失ってしまいます。やはり“敵が魅力的であってこそ、物語も引き締まる”というのは、多くの映画に共通する真理なのかもしれません。

エンドゲーム以降の中心人物が弱い?

MCUのエンドゲーム以前と以降を比べると、多くのファンが「中心人物の魅力が落ちた」と感じているようです。これは単に新キャラクターが登場したからというよりも、そのキャラクターたちが物語全体の柱として機能していない、という印象から来ているのではないでしょうか。

これまでのMCUでは、アイアンマン(トニー・スターク)、キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)、ソーといった、明確に個性が立ったキャラクターがシリーズを牽引していました。それぞれが自分の信念を持ち、時に対立しながらも共通の目標に向かって進む姿は、観ている側の心を惹きつけました。

一方で、フェーズ4以降に登場している中心人物たちは、個性やストーリーの深みがまだ育ちきっていないように感じられます。たとえば、『シャン・チー』の主人公は能力やアクションは派手でも、感情面や動機の描写が薄く、トニーのような“内面の葛藤”があまり表に出てきません。また『ミズ・マーベル』は明るく前向きなキャラではありますが、MCU全体の重厚なドラマを背負うには少し軽い印象も否めません。

もちろん、今後の展開で深掘りされる可能性はありますが、現時点では「誰が新たなリーダーになるのか」が明確ではなく、シリーズ全体の方向性に不安を抱かせる要因にもなっています。キャラクターが増える一方で、視聴者が感情移入できる“核となる人物”が見つかりづらくなっているのが、今のMCUの課題のひとつと言えるでしょう。

海外の反応から見る落差

MCU作品は世界中で愛されているシリーズですが、エンドゲーム以降、その評価に明確な落差が生まれていることは見逃せません。とくに海外のレビューサイトやSNSを見てみると、これまで熱狂していた層からの辛口なコメントが増えてきているのが印象的です。

アメリカの映画批評サイト「Rotten Tomatoes」や「Metacritic」では、フェーズ4以降の作品のスコアが平均して低めになっており、批評家だけでなく一般観客のレビューにも「物語が散漫」「テーマが曖昧」「過去のMCUに比べてテンションが下がった」といった声が多数見られます。中でも『エターナルズ』はMCU史上初めて“ロッテン(低評価)”に認定されるなど、期待とのギャップが数字として表れてしまいました。

さらに、YouTubeやRedditのようなコミュニティでも、かつてはシリーズ全体を追っていたファンが「フェーズ4以降は追うのをやめた」という投稿をしていたり、新作が出ても以前のように大きな盛り上がりが見られなくなっている傾向があります。これは、単に作品の出来不出来だけでなく、MCU全体に対する“飽き”や“方向性への疑問”が影響しているのかもしれません。

私自身も、海外ファンのリアクション動画やレビューをよくチェックしますが、昔のような熱量が失われているのを感じます。もちろん、それでもMCUを愛する人は世界中にいますが、「あのエンドゲームの熱狂を超える作品がまだない」と感じているのは、万国共通の感想なのではないでしょうか。

マーベル映画 不人気 ランキングの実態

マーベル映画は、全体としては興行的にも評価的にも成功を収めてきましたが、全作品が高評価というわけではありません。特に近年では、「マーベル映画 不人気 ランキング」としてネット上にさまざまなまとめ記事や動画が登場しており、その中にはMCUファンすら納得する“残念な作品”が並んでいます。

その代表格としてよく挙げられるのが『エターナルズ』です。壮大な宇宙観と多様なキャラクターを取り入れた意欲作ではあったものの、「誰が主役か分かりづらい」「長い割に感情移入できない」といった声が目立ちました。また、批評家と観客の評価が大きく乖離したのも特徴的で、テーマ性を評価する層と、エンタメ性を重視する層で意見が割れてしまった印象があります。

他にも『ソー:ラブ&サンダー』は、ギャグの多用やキャラクター崩壊といった点で酷評されることが多く、コメディとシリアスのバランスに疑問を持つファンも少なくありません。さらに『ブラック・ウィドウ』に関しても、「公開タイミングが遅すぎた」「話の内容が既視感だらけ」といった理由で、思ったほどの評価を得られませんでした。

このような不人気ランキングは、単なる炎上ネタではなく、ファンのリアルな声の集合体とも言えます。「これまでのマーベルならもっと面白かったはず」という、過去作との比較が前提にあるだけに、作品ごとの評価の落差は顕著です。

言ってしまえば、MCUの名を冠するだけで一定の注目は集まりますが、その分、期待を裏切ったときの反動も大きいということです。これらのランキングは、今後の作品づくりにおいて、制作側にとっても無視できない“シグナル”なのかもしれません。

今後の展開に希望はあるのか

一時は迷走とまで言われたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ですが、ここにきて“本気の逆襲”とも言えるような展開が明らかになってきました。エンドゲーム以降の作品群に対して「方向性が見えない」「キャラの魅力が薄い」といった声が続出し、さらに征服者カーン役のジョナサン・メジャース逮捕というスキャンダルも発生。MCUにとって大きな転機を迎えていたのは間違いありません。

しかし、2026年・2027年のMCUの予定を見てみると、ここからの展開にしっかりと希望が込められているのが分かります。特に注目を集めているのが、クロスオーバー超大作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』と『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ(原題)』です。両作品は米公開日がそれぞれ半年延期され、『ドゥームズデイ』は2026年12月18日、『シークレット・ウォーズ』は2027年12月17日公開に変更されました。初夏映画から冬の目玉作品へとスライドしたことで、制作陣の本気度と準備期間の確保が見て取れます。

MCUで再登場するロバート・ダウニー・Jr.のダークな新キャラ

さらに驚きだったのが、ロバート・ダウニー・Jr.の再出演決定。それも“トニー・スターク”ではなく、まさかのヴィラン「ドクター・ドゥーム」としての復活というサプライズです。この配役はファンの間でも賛否あるものの、確実に話題性と物語の厚みを増す要素となっています。ドクター・ドゥームは原作でも極めて重要な存在であり、サノスに代わるラスボスとして相応しいキャラクター。ダウニーJr.の演技力と存在感が加わることで、作品への期待値は一気に跳ね上がりました。

また、『ドゥームズデイ』にはすでに27名の出演者が発表されており、『サンダーボルツ』や『ファンタスティック・フォー』の新メンバー、さらには旧『X-MEN』シリーズのレジェンドたちも参加するとのこと。ここまでくると、“MCU総決算”どころか、“マーベル映画史の集大成”と呼べる規模になりつつあります。『エンドゲーム』を超えるインパクトがあるかどうかは未知数ですが、少なくとも“再び燃え上がる理由”は揃ってきました。

そして見逃せないのが、監督にアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が復帰するという点です。『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』という超大作を成功に導いた実績がある彼らが再びMCUを指揮するという事実は、シリーズに不安を感じていたファンにとって大きな安心材料となるでしょう。

もちろん、公開までにまだ時間があるため、今後の作品次第で期待が揺らぐ可能性もゼロではありません。しかし、方向性が定まり、旧キャラと新キャラが融合し、名監督が帰還するという流れは、明らかに“復活への布石”です。

私自身もMCUに対して「最近は追いかけるのがしんどいな」と感じていたひとりですが、これらの新情報を知った今は「やっぱり最後まで見届けたい」という気持ちが強くなりました。まだまだマーベルは終わらない。むしろ、ここからが新たなフェーズの本番なのかもしれません。

総括

  • 映画とドラマの連携が複雑になり視聴ハードルが上がった
  • 公開順が分かりにくく、どこから観ればよいか戸惑う人が多い
  • トニー・スタークの退場により感情の中心が失われた
  • 新ヒーローたちに十分な魅力と存在感が備わっていない
  • ストーリーの全体像が見えづらく、方向性が不明確になった
  • マルチバースなどの設定が高度で初心者が置いていかれやすい
  • 映画単体で完結しない構成が増え、気軽に楽しみにくくなった
  • 敵キャラクターに個性や背景が薄く、記憶に残らない存在が多い
  • ドラマに依存した展開が映画視聴者を混乱させている
  • 旧作と比較されることで新作への評価が厳しくなっている
  • 海外レビューでも評価のバラつきが目立つようになっている
  • 不人気作品の増加がMCU全体のブランド価値を揺るがせている
  • ギャグ重視の作品がMCUらしさを薄めていると感じられている
  • 新キャラの背景や立ち位置が不明瞭で感情移入しづらい
  • とはいえ今後はルッソ兄弟の復帰や大型クロスオーバーが控えており期待が持てる

これらの課題はあるものの、MCUは過去にも何度も逆風を乗り越えてきた実績がある。今後の『ドゥームズデイ』や『シークレット・ウォーズ』を通じて、再び盛り上がりを取り戻す可能性は十分にあるだろう。

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