Netflixドラマ『ウェンズデー』は、シーズン2でさらにダークかつスリリングな展開を迎えている。中でも注目されるのがウェンズデータイラー正体に関する新事実だ。シーズン2でのタイラー=ハイドという事実はすでに知られていたが、操り人形だった彼が自らの意思で動き出す姿は衝撃的だった。また、タイラーの目的は?といった謎や、ゾンビの正体スラープは何者なのかといった新キャラクターの背景も話題を呼んでいる。さらに、ウェンズデーシーズン2でゼイヴィアが降板?という予想外の展開や、ウェンズデー アダムスファミリー 見てないとだめ?という初心者視点の疑問も注目ポイントだ。そして、多くのファンが気になるウェンズデー シーズン2パート2はいつから?という配信時期も判明し、物語の後半戦への期待は高まるばかりだ。ウェンズデータイラー正体とシーズン2の衝撃展開

原題:Wednesday
制作国:アメリカ合衆国
公開日:2022年11月23日(シーズン1配信開始日)
監督:ティム・バートン(Tim Burton)ほか複数監督が参加
シーズン2でのタイラー=ハイド

タイラー・ガルピン(ハンター・ドゥーハン)
Netflix配信のドラマ『ウェンズデー』に登場する青年。表向きはカフェ店員で保安官の息子だが、正体は怪物「ハイド」。シーズン1ではソーンヒルに操られ、学園を恐怖に陥れるが、シーズン2では自らの意思で動き出す存在として描かれる
シーズン1からの視聴者にとっては既知の事実ですが、タイラー・ガルピンは「ハイド」という怪物です。
ハイドとは、人間の姿をしながらも特定の条件で怪物に変身し、常人離れした力を持つ存在のこと。
シーズン1では、彼はソーンヒル(本名ローレル・ゲイツ)に操られ、ネヴァーモア学園を恐怖に陥れました。
そしてシーズン2パート1では、ついに操り人形から解放され、自分の意志で行動する存在へ変化します。
特に注目なのは、ウィローヒル精神病院の混乱の中、タイラーがソーンヒルをためらいなく殺害したシーン。
かつての“主人”を排除するその瞬間、彼はもう誰の下にもつかないハイドとして再誕したように見えました。
タイラーの目的は?
タイラーの行動は、もはや単純な“復讐”や“支配”の枠では説明できません。
パート1で見せたのは、「自分を縛る者は全て排除する」という自由志向。
この自由は、正義でも悪でもなく、完全に彼個人の感情と選択に基づいています。
ウェンズデーを襲いながらも命を奪わなかったり、かつての支配者を殺すなど、その行動は予測不能。
ファンの間では「必要悪」としてウェンズデーに協力する展開も予想されています。
ただし、タイラーの場合、“協力”が次の瞬間には“裏切り”になる可能性も大いにあるのが怖いところ。
ソーンヒル殺害の意味とタイラーの心境
タイラーがソーンヒルを殺害したのは、単なる憎しみではありません。
これは「支配からの完全な解放宣言」でもあります。
ソーンヒルはシーズン1で彼を操り、怪物としての力を利用しました。
普通なら恩義や因縁から躊躇してもおかしくないのに、タイラーは迷わなかった。
この行為から見えるのは、タイラーが過去の自分を切り捨てたという事実です。
ある意味、彼にとってソーンヒルは“育ての親”のような存在でしたが、その関係すら彼の自由の前では意味を持たなかった。
この冷酷さが、彼を単なる悪役以上の存在に押し上げています。
シーズン2で判明した新事実とキャラクターの行方
ウェンズデーシーズン2でゼイヴィアが降板?

ゼイヴィア・ソープ
(パーシー・ハインズ・ホワイトPercy Hynes White)
美術の才能を持つ青年。予知的な絵を描く能力を持ち、ウェンズデーに好意を寄せる。シーズン1では重要な協力者だったが、シーズン2では物語から姿を消している
ゼイヴィア・ソープはシーズン1の主要キャラクターで、ウェンズデーに思いを寄せる美術系男子として人気でした。
しかしシーズン2では完全に姿を消しています。
背景には、演じていたパーシー・ハインズ・ホワイトに関するネット上の告発報道があり、制作陣がキャラクターを登場させない方針に変更したと海外メディアが報じました。
公式なコメントは出ていないものの、シーズン2から恋愛要素が大きく減ったのも、この降板が影響していると考えられます。
ファンにとっては寂しいニュースですが、その分ストーリーはよりダークでホラー寄りに進化しています。
ゼイヴィア推しの人は、しばらくは妄想の中で再会するしかなさそうです。
ウェンズデー アダムスファミリー 見てないとだめ?

結論から言うと、見ていなくても問題ありません。
『ウェンズデー』はスピンオフ作品ですが、物語はウェンズデー・アダムスを主人公とした完全新規ストーリーとして構築されています。
もちろん、過去の『アダムス・ファミリー』作品を知っていれば、家族の奇妙な魅力や小ネタをより深く楽しめます。
例えばモーティシアの優雅な毒舌や、ゴメズの豪快な愛情表現などは、旧作の背景を知っているとニヤリとできます。
でも初見でもキャラ紹介や背景は劇中で描かれるので安心。
むしろ、旧作を知らない方が“何この家族!?”という新鮮な驚きが味わえるかもしれません。
ネタバレ ゾンビの正体スラープは何者
スラープは、ネヴァーモア学園でかつて“天才発明家”と呼ばれた伝説の生徒。
彼は機械仕掛けの心臓を持ち、自らの実験が原因で命を落としました。
弟パクズリーがドクロの木の下に埋まっていた彼を、電気ショックでゾンビとして蘇らせるという、倫理観ゼロの冒険をやらかします。
復活したスラープは人間の脳を食べるたびに知能を取り戻し、再生を繰り返すという、ホラーとコメディの境界線ギリギリの存在。
学園の中では恐れられる一方、パクズリーとの奇妙なコンビ感がクセになるキャラでもあります。
スラープとオーガスタスの因縁
ウィローヒル精神病院での騒動の最中、スラープは元ネヴァーモア教師であり、のちに精神崩壊したオーガスタス・ストーンハーストと再会します。
このときスラープが「旧友よ」と声をかけたことから、二人はかつての同級生であり、何らかの因縁があると推測されます。
さらに、スラープが命を落とした原因にはオーガスタスが関与している可能性も。
彼の実験や思想が、スラープの破滅につながったのではないか…という考察がファンの間で盛り上がっています。
この過去が明かされれば、スラープというキャラの立ち位置が大きく変わるかもしれません。
パクズリーの新能力と今後の伏線
シーズン2で弟パクズリーが目覚めたのは、フェスターおじさん譲りの電気発生能力。
最初はクモを蘇らせるだけのギャグ的な使い方でしたが、ゾンビのスラープ復活にも成功しており、応用次第では相当な力になります。
特に注目なのは、この能力がイーニッドの命を救う伏線になっている可能性です。
もしウェンズデーの幻視通りにイーニッドが命を落としたとしても、パクズリーが電気ショックで心臓を再始動させる…そんな逆転展開もあり得ます。
ホラー要素の中に、家族の絆を感じさせる熱い場面が生まれるかもしれません。
シーズン2パート2に向けた最新情報と予想
ウェンズデー シーズン2パート2はいつから?
パート2の配信日は2025年9月3日(水)、Netflixでの独占配信が決定しています。
パート1は8月6日にスタートし、全8話のうち前半4話が公開済み。
つまり、残りの4話が来月に一気配信される形です。
この分割配信は、ファンにとって嬉しいような残酷なような…という微妙な戦略。
パート1の衝撃ラストから1か月間、考察やSNSでの議論が盛り上がる時間をあえて作っているわけです。
待っている間に、伏線やキャラの行動を見返すのもおすすめです。
パート2で描かれる4つの巨大な謎
シーズン2の後半戦で明かされるであろう重要な謎は、主に次の4つ。
- ウェンズデーが救った女性の正体 モーティシアの姉・オフィーリア説が濃厚。20年前に行方不明となった能力者との関係は?
- タイラーの真意 敵か味方か、あるいは第三勢力か。ウェンズデーを殺さなかった理由は何か。
- パクズリーの能力の使い道 電気ショックによる蘇生は物語の逆転劇につながるのか。
- ネヴァーモア学園の黒い計画 新校長バリー・ドルトの真の目的が、L.O.I.S.計画に通じている可能性。
この4つが絡み合うことで、パート2はより複雑でスリリングな展開になると予想されます。
ウェンズデーが救った女性の正体は?
パート1の終盤、ウィローヒル精神病院の混乱の中でウェンズデーが救出した女性。
この人物については、ウェンズデーの叔母・オフィーリア・フランプである可能性が高いです。
オフィーリアは、ウェンズデーと同じ能力を持ち、20年前に正気を失って行方不明になっていました。
彼女を無意識に助けたのは、血のつながりだけでなく、同じ能力者としての本能的な共鳴だったと考えられます。
もしこの推測が正しければ、パート2で彼女はアダムス家と物語の核心をつなぐキーパーソンになるでしょう。
ネヴァーモア学園そのものが敵になる可能性
これまでは“のけ者”たちの安全地帯として描かれてきたネヴァーモア学園ですが、内部から腐敗している可能性があります。
新校長バリー・ドルトは「のけ者の誇り」を掲げつつも、その行動には不穏な点が多い。
特に、L.O.I.S.計画(のけ者の能力を人間に移植する実験)との関与が疑われています。
もし学園そのものが実験場となってしまえば、ウェンズデーは「守るべき場所」と「倒すべき敵」が同じになる最悪の状況に直面します。
イーニッドの運命と友情の行方

パート1でウェンズデーは、イーニッドが自分のせいで死ぬ未来を幻視しました。
この予知を本人に話さず、抱え込んでいることが二人の距離を静かに広げています。
イーニッドはずっと支え続けていますが、“頼ってもらえない寂しさ”を感じているはず。
友情とは一方通行ではなく、「必要とされること」で成り立つ関係です。
パート2では、この距離感が埋まるのか、それとも幻視が現実になってしまうのかが大きな焦点になるでしょう。
パクズリーの能力がここで生きる可能性も高く、クライマックスで感情を揺さぶる展開が期待されます。
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